ヤバい集中力
本日、紹介するのは鈴木祐さんの「ヤバい集中力」という本です。
【こんな人におすすめ】
・集中力を手に入れたい人
・脳の仕組みを知りたい人
【あらすじ】
集中力のある、なしは先天的なものではありません。脳科学的にも証明されているのですが集中力を高めるには毎日の食事と幸せホルモンであるドーパミンの取り扱い、ドーパミンの出る仕組みを知ることで誰にでも可能です。
1.集中力を上げる食事
集中力を上げるには脳にいい食事を与える必要があります。具体的には地中海食とカフェインがいいです。地中海食はイタリアやギリシアなどで食べられている食事で、野菜や果物、魚介類やオリーブオイルなどでファストフードやインスタントフードを避けましょう。地中海食を摂取することで、脳機能UP、ワーキングメモリUP、メンタル安定や自制心UPなどよいことが多いです。鉄分や亜鉛、葉酸やオメガ3脂肪酸、コリンなど多くの栄養素が地中海食には含まれているからです。更に食事のタイミングを毎日大体同じ時間にすることが理想とされています。また、カフェインは集中力を上げることが科学的にも証明されており、証拠となるエビデンスも多くあります。コーヒーや紅茶、緑茶などに多く含まれています。ただ、カフェインを多く摂取(1度に400mg以上)すると副作用として不安感や焦燥感、頭痛などになる場合もあるので、注意が必要です。
2.ドーパミンの破壊力
ドーパミンはやる気ホルモンとも呼ばれ、人のやる気や学習意欲、モチベーションに関わる脳内物質です。ゲームやギャンブル、買い物などの中毒性はドーパミンが関係しています。例えばゲームでは目標設定とフィードバックが最高にうまく設定されているため永久にゲームをしてしまうのです。
3.目標設定とフィードバック
目標設定のポイント
・価値を明確にする、目標を細かく分ける
達成したい目標について、それを達成した際のメリットが何かを明確化することです。明確化できたら、その目標を細かく分けましょう。例えば試験に合格することが目標なら、模擬試験は何点取る、そのためには毎日何分、何ページ勉強しようなどとすることです。目標達成までの道が遠いと脳内ではドーパミンが出にくいため、やる気が起きにくいのです。
・フィードバック
フィードバックとは目標に対する進捗度の確認のことで、フィードバックによって脳内のドーパミンが出てやる気が継続します。毎日や毎週の終わりに目標の達成率、良かった点、悪かった点などを振り返ることでうまくドーパミンを出して頑張ることができるのです。フィードバックの回数は多ければ多いほどよいので、50分作業に対して10分休憩の際に振り返るのも良い習慣となります。
【感想】
何かする際にも集中力が続かないことがよくありましたが、実は自分のせいではなく食事やドーパミンの理解、目標設定やフィードバックの方法がよくなかったことに気づき驚きました。特に食事によって得る栄養素は毎日のことですので、少しの心がけで今日からでも変えていけると思いました。私もこの本の内容を理解、実践することで高い集中力を手に入れたいです。