脳の強化書2
本日、紹介するのは加藤俊徳さんの「脳の強化書2」という本です。
【こんな人におすすめ】
・脳を活性化させたい人
・欲求の重要性を知りたい人
【あらすじ】
脳を強化するためには欲求とうまく付き合うことが大切です。欲求と聞くと悪いイメージがありますが、実は良い欲求と悪い欲求があります。悪い欲求を減らして良い欲求を増やすことができれば生活は今まで以上に豊かなものになります。良い欲求を得るには3つの脳内物質の扱い方を覚えることといろいろなことに興味を持つことが大切です。
1.人生と楽しむには欲求が必要
前提として脳を生き生きさせたり、やる気を起こさせてくれるために超重要なものは欲求です。欲求には食欲、睡眠欲、性欲と3大性欲があり、欲求と聞くと悪いイメージがありますが必ずしもそうではありません。特に脳科学的にみると、欲求は正しく使えれば人生を豊かにするために必要なのです。ただし、欲求には良い欲求と悪い欲求があるので注意が必要です。悪い欲求にはお酒やタバコ、ギャンブルなど依存症が挙げられます。悪い欲求を追い払うには3つの脳内物質がポイントとされています。
2.鍵を握る3つの脳内物質
欲求と深く関わっている3つの脳内物質はドーパミン、アドレナリン、セロトニンです。ドーパミンは行動の原動力で、ドーパミンが不足すると喜びが減ったり、頭痛、疲れやすくなったりします。適切な目標設定とフィードバックを適切にすることでドーパミンを操ることができます。アドレナリンはスポーツ選手などでも聞かれますが、適切に操ることで集中力が高まったり体の機能が高まったりします。少なすぎると意欲低下を招き多すぎるとオーバーヒートしてしまうので注意が必要です。セロトニンについては集中力UPや爽快感、心が落ち着くなどの効果がありますが、不足すると注意散漫、衝動的、やる気が出ないなどとなってしまいます。セロトニンを分泌させるには、運動、そしゃく、日光の3つの方法が有効的です。
3.欲求との上手な付き合い方
悪い欲求を追い払うには良い欲求を増やすことことが有効的です。そもそもやることがないなど暇な状態になるのは良い欲求が不足しているからです。体や脳はドーパミンを求めていて、更に簡単にドーパミンを出せるものを特に求めているのです。お酒やタバコ、ギャンブルやゲームなどは簡単にドーパミンを得られるため、悪い欲求でありながら多くの人がやめられずに困っているのです。そんな悪い欲求から脱出するには、何かを達成したい、そこに行ってみたい、あの人に会ってみたいなどの良い欲求を持つことが大切です。良い欲求が出てくるためにはいろいろなことに興味を持って行動することがよいです。
【感想】
今まで欲求と聞くと悪いイメージが強かったですが、欲求にも良い欲求と悪い欲求があって正しく付き合うことができれば生活が豊かになることがわかりました。良い欲求を増やすためにはドーパミン、アドレナリン、セロトニンの脳内物質とうまく付き合うことが重要だとわかったので、これらの脳内物質についても今後勉強してみたいです。