【会社に行きたくない。さて、どうする?】から会社より自分の心と体を優先する大切さを伝えたい
本日、紹介するのは和田秀樹さんの「会社に行きたくない。さて、どうする?」という本です。
【こんな人におすすめ】
・会社に行きたくない人
・ノルマがきつい人
・通勤の満員電車に乗りたくない人
家事や通勤時間で有効に読書したい人におすすめ
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【結論】
もし、会社に行きたくないと思っているならとても危険な状態です。それはストレスや疲労、不満を多く溜め込んでいるからです。ほおっておくとイライラしたりうつ病になることもあります。会社は守ってくれませんので、自分の心と体を第一に考えて生活しましょう。
1.会社に行きたくない理由とは?
仕事に対して強いストレスを感じることがある人は約58%いると言われています。会社に行きたくない理由とは「やりがいがない」や「体がつらい」、「休みが少ない」などありましたが最も多いのが「人間関係がつらい」です。それでも日本人特有のかくあるべし思考で会社は行くべき所、休むことはありえない、仕事はきちんとすべきと無理してでも出勤してしまいます。また、二分割思考も日本人特有で白か黒、会社に行く行かないとどちらかが善で他方が悪と極端に判断してしまいます。まずは会社に行くか行かないかよりも自分を守ることの方が大切です。
2.会社に行きたくない感情をほおっておくとどうなる?
会社に行きたくないと強いストレスを感じている状態をほおっておくと何らかの症状が現れることが多いです。例えば、憂うつな気分になる、物事に集中できなくなる、夜眠れなくなるなどです。更に本人が気づいている以上にストレスを抱え込んでいる可能性が高いです。ストレス解消方法は自分の好きなことや趣味をしたり、スポーツや運動して汗を流すなどしてリフレッシュすることです。日本ではココロの病気は本人の心が弱いからだという認識が強く、理解されにくいのです。しかしこの考えは間違っていて、うつ病は脳の機能が低下することによって発症すると言われています。原因は脳にあるので精神力でカバーしようとしてもダメなのです。
3.具体的な解決方法
あなたが会社に行きたくないと思った時、まずは休むことが大切です。他の人に迷惑がかかったり、他の人が休まないから休みにくいと思いがちですが、会社は守ってくれませんので自分の心と体の健康を第一に考えましょう。また、ストレスを共有できる親友がいるなら、うまくストレスを共有しましょう。そして、会社で出世を目指さないのであれば、会社は収入を得る場所と割り切って残業や無駄な出世争いから身を引くことも有効な手です。
【感想】
私も以前、上司のパワハラが原因で適応障害となり会社を休んでいた時期があります。当時は周囲の理解もなく病気になったお前が悪いと思われていましたが、思い切って休んでよかったと今では思っています。誰にも相談できずに一人で悩んでいる方にとっては、考え方を変えるとてもいい本だと思いますので、おすすめです。