エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする
本日、紹介するのはグレッグ・マキューンさんの「エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」という本です。
【こんな人におすすめ】
・何でもすぐに引き受けてしまう人
・やりたいことがありすぎて忙しい人
・有意義に時間を使いたい
![エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする [ グレッグ・マキューン ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/0438/9784761270438_1_2.jpg?_ex=128x128 "エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする [ グレッグ・マキューン ]")
【あらすじ】
エッセンシャル思考とは簡単に言うと99%の無駄を捨てて、1%のことに集中することで本当に大事なことを見極めて最高のパフォーマンスを発揮するためにとても大切なものです。肝心なことは、絶対やるべきこと以外のすべてに対して上手に断ることです。
1.エッセンシャル思考とは何か
エッセンシャル思考には基礎となる3つの考え方があり、それらは「選択」、「ノイズ」、「トレードオフ」です。選択は時間とエネルギーなどで選ぶ力を持っていないと他人に自分の人生を決められてしまいます。ノイズは何が重要かを正しく見極めるために、重要でないノイズに対してはすべて断る考え方が大切になるのです。トレードオフとは何かを達成するために何かを犠牲にすることです。トレードオフは痛みを伴うこともありますが、比較検討の段階で本当に重要なことがわかるため、結果として無駄な努力が減るのです。
2.本当に重要なことを見極める方法
エッセンシャル思考になるためには3つの思い込みを克服する必要があります。それは「やらなくては」、「どれも大事」、「全部できる」です。行動を起こす回数は少ないですが、選択肢をよく考えて行動するので、最高の結果が出ることが多いです。非エッセンシャル思考の人はどれも簡単に引き受けるため、中途半端な結果となってしまうのです。では数ある選択肢の中から本当に重要なことを見極める力を養う方法を下記の5つを紹介します。
・じっくり考える時間
・情報を集める時間
・遊び心
・十分な睡眠
・何を選ぶかという厳密な基準
3.エッセンシャル思考を仕組み化する方法
本当に重要なことを行うために不要な物事を捨てる技術について紹介します。まずは目的を明確にすることが大切で、本質目標を立てることで基準ができます。本質目標とは具体的でかつ魅力的、大きな意味があって、測定可能なものを決めるとよいでしょう。また、上手に断る技術を身につけることも重要です。
【感想】
私は周囲から仕事を頼まれると断ることが苦手で引き受けてしまうため、時間的に余裕がなくなってしまい、結果として中途半端な出来栄えとなってしまうことがあります。この本を読んで上手に断ることで自分が大切なことに時間や資源を投入できることを知りました。自分にとって重要なことを見極める方法やコツも具体的に示されているため、再現性が高く自分も早速真似してみようと思いました。
