エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する
本日、紹介するのはグレッグ・マキューンさんの「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」という本です。
【こんな人におすすめ】
・大事なことがありすぎて時間が足りない人
・頑張らない働き方で上手く成功を手に入れたい人
![エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する [ グレッグ・マキューン ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/5815/9784761275815_1_3.jpg?_ex=128x128 "エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する [ グレッグ・マキューン ]")
【あらすじ】
エフォートレス思考とは最小限の努力のことで、エフォートレスな精神、行動、仕組みによって頑張らずに結果を出すことが可能となります。大事なことをやるのは大変であるという思い込みを捨ててみましょう。
1.エフォートレスな精神
エフォートとは努力のことで、エフォートレスとは最小限の努力で最大限の成果を上げるという考え方です。エフォートレスな精神になる3つのステップとして書きを紹介します。
・エフォートレス思考の3ステップ
まずはじめに必要なことは、頭と心の中のガラクタを取り除きスペースを作ることです。つまり最高のコンディションを作るのです。次に必要以上に考えすぎるのではなくできる限りシンプルに簡単に行動を起こすようにしましょう。行動を仕組み化することで累進的な成果を手に入れることができるでしょう。
・我慢を楽しいに変える。
仕事と遊びを分けたり、我慢は美徳と考えることはやめましょう。重要な仕事を楽しい活動に結びつけてみることで、今まで気が重かったこともエフォートレスに実行することが可能になります。行動を楽しくするコツとして、行動と結果のタイムラグ減らすことです。つまり大事な行動にわかりやすい報酬を結びつけるとよいです。他にも習慣を儀式化することで、儀式は心を落ち着けて不安をなくすことも可能になります。儀式とは私達の内面的な習慣であり、魂のこもった習慣なのです。
・休みで脳をリセットする。
リラックスも仕事のうちでやりすぎず、力を抜きすぎない程度に抑えることがなかなか難しいです。なので、心身が疲労しすぎないように短い休憩を頻繁に取ることをおすすめしています。例えば50分作業したら10分休憩したり、効果的に仮眠を取るなどです。睡眠不足も仕事のパフォーマンス低下に繋がりますので、気をつけましょう。
2.エフォートレスな行動
エフォートレスな行動をするために以下の2つのポイントを紹介します。
・はじめの一歩を身軽に踏み出す
行動を起こせずに悩んでしまう場合は、最初の具体的な一歩を踏み出すことができていない可能性があります。具体的な一歩を踏み出すためには見落としそうな小さすぎることを実行レベルまで考えればよいでしょう。
・よい失敗を積み重ねる
ピクサーの作品でさえはじめのアイデアは完成されたものでなく、何度も失敗を繰り返してブラッシュアップすることが完成への近道なのです。たった一度失敗したから諦めたり、一度の失敗すら恐れてチャレンジしないことは成功からは遠ざかってしまいます。
3.エフォートレスの仕組み化
エフォートレスの仕組み化するために2つのポイントを紹介します。
・一生モノの知識を身につける
手軽な解決策を求めれば直線的な成果が得られますが、原理原則を学ぶことができれば累積的な成果を継続して挙げられるのです。一見遠回りのように思えるかもしれませんが、根本的な原理原則を身につけるようにしましょう。
・不信のコストを削減する
仕事をする際に一人では行える場合は少なく、基本的にはチームで動くため周囲との信頼関係が重要となるのです。信頼できる人を選んで仕事をすることが大切になるので、自分も周囲に信頼してもらえるようにしましょう。
【感想】
エフォートレスと聞くと、ズルをして楽に成果を出すと思っていましたが、この本を読んで原理原則を学ぶことが近道であったり、人との信頼が大切など基本的なことが根本にあることを知り驚きました。大きな土台を作り上げた後で、実際の行動ステップを身軽にしたり、失敗から学んだりと細かなテクニックを応用してみたいと思いました。効率的にレベルアップしたいと思っている人におすすめの本です。
