あなたの成長に役立つ本を紹介します!!

時間がなくて読書がなかなかできない人も多いかと思います。このブログでは私が読んだ本の要約と感想、どのような人に向いているかを紹介します。あなたにとって少しでも私の読書した内容が役立てば幸いです。

無(最高の状態)

本日、紹介するのは鈴木祐さんの「無(最高の状態)」という本です。

 

【こんな人におすすめ】

・不安に感じることが多い人

・普段から生きづらさを感じる人

・苦しみから解放されたい人

家事や通勤時間で有効に読書したい人におすすめ

↓↓

【結論】

人生すべての苦しみは「自己」の問題に行きつく。また精神修養の方法はいろいろとあり、個人に適した方法を正しく選択することが重要である。

1.苦しみを生むメカニズムについて

日々の生活で不安に思ったり、心配することは多いですが実は心配事の97%は起こらないと言われています。例えば気疲れしやすく、いつも疲れてしまう、不幸ではないものの生きる意味を感じることができない、他人の何気ない言葉で傷ついてしまうなどあり人生は苦しむものであると感じている人も多いです。私達の幸せはすぐに消えると言われており、苦しいことほど残ると言われているからです。なぜかと言うと、原始時代においては食べられてしまう危険性があったため、ネガティブな情報を敏感に察知し、それらの記憶を長く保つほうが生存に有利と思われているからです。現代社会ではそれらを変化させていく必要がありますが、適応できないと苦しみを生んでしまう負のスパイラルに陥ってしまいます。苦しみは6秒で消えるという研究結果もあるため、何か嫌なことがあったら一息ついて落ち着いてみましょう。

2.自己を構成するものとは

自己とは自分が他者とは異なる存在であり、常に同じ人間であるという実感のことです。私が怒られるのは理不尽だ。私が何かミスをしたのか。私は悪くないなどネガティブな思考は自己をベースに広がり始めています。私の未来は一体どうなるのかなどすべての苦しみは自己の問題に行きつきます。自己にこだわる人ほどうまくできなかった際にメンタルを壊しやすいため自己を消すことができれば苦しみをこじらせずにすむのです。自己が消えるシーンとしては好きなテレビを見たり、ゲームをする、お風呂にゆっくり入る、睡眠を取るなどがあります。

3.無我を導く方法

無我のトレーニングを始めたばかりのころに高めてほしいと思うスキルは停止と観察です。停止とは脳を何か他のことに使い、物語の製造機能そのものを止めてしまう方法です。自分の内面がどう反応したかに気づくことが無我になるためのポイントです。頭に何らかのイメージや思考が浮かぶかどうかをただ観察するのです。この感覚が観察で、必要以上に反応しないことが重要です。観察のトレーニングをすることで脳が作り出す物語を「これは現実ではない」と認識できるようになります。つまり、停止の力で物語の強度を限界まで下げて、観察の力で物語を現実から切り離すのです。停止と観察の効果には個人差が大きいので、一人一人に合わせたやり方が必要なので注意が必要です。

 

【感想】

私は普段起こりもしない事を必要以上に不安に思ったり心配することが多かったですが、これは実は原始時代からの人の本能をいうことがわかり、しっくりきました。悩んでもすぐに次の二の矢を放つ前に一の矢で食い止めることができれば、必要以上に悩まないことがわかったので、いろいろと行動を起こして試してみたいと思いました。停止と観察をうまく使って無我を導けるようにしていきたいです。

 

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